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永遠に愛される女性になる、幸せな恋愛の掴み方

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失恋 序章

失恋が憎しみに変わり復讐を決意して気が付いたこと

更新日:

彼にせめて友達になってほしい、とメールをしたけれど。完全にスルーされた。それでも、もう1度だけ会いたかった。会って顔をみて話してほしかった。

前回の話はこちら

もう1度だけ会いたい

5年もつきあっていたのに、電話とメールで簡単に別れるなんて納得がいかない。

私からの連絡はスルーされるので、友達から彼に連絡してもらった。

せめてもう一度会って、ちゃんと別れ話をしてあげてほしい。最後に誠意をみせてほしい。

そう書いてLINEしてもらった。

 

返事が待ち遠しくて、それまでの時間が何か月もかかってるようにさえ感じた。

友達に、まだ?と聞くのもうざがられそうだし。

じっと待った。その事しか頭になかったけど。

 

やっと彼から返事がきた。

近々、一時帰国するらしく、その時に会うことになった。

私は嬉しかった。

それまでに、女を磨いておこうと思った。

やっぱりやり直したいと思ってくれるように頑張ろうと決意した。

急に元気になった。未来が明るくなった。

彼の一時帰国まで、2週間。

生きる希望が湧いてきた。

再会の日

LINEで別れ話をされてから、2週間後。

とうとう、彼に会う日がきた。

その日までに新しく買った化粧品で綺麗にメイクして、色っぽい服を着て出かけた。

私はこの2週間で意気消沈して7キロも一気に痩せていた。

 

約束の時間は大幅に過ぎていた。

やっと、遠くに彼が見えた。

近づいてきて「ごめん、ごめん。あれ?少し痩せた?」と訊いた。

久しぶりに会う彼の顔。なにも変わってないのに距離を感じた。どこかよそよそしかった。

時間がないから手短にと、言いたげな様子だった。

近くのカフェで話そうと歩いていく間、彼はずっとスマホを見ていた。

誰かに返事をしているようだった。

もう、私のことなど眼中にないのがよくわかった。

今まで、こんな扱いを受けたことはなかった。

彼に電話がかかってきた。

「おぉ!久しぶり!そうそう、帰国してんだよ、会おうぜ」

帰国中に会う友達との約束をしているようで、やけに楽しそうだった。

前はこの笑顔を私にも見せてくれていたのに。

これが現実なんだ。

別れの文字が大きくなっていった。

カフェに座ると、時間がないからと話しだした。

「今まで、ありがとな。ぶっちゃけ、重くてさ。これで終わりにしよう、もう会って話したからいいよね?」

ほんの数分の出来事で、事務的だった。

「俺、お前が思ってるような人間じゃないから」

頼んだコーヒーもまだ来てなかったけど、彼はそう言い残してさっさと出て行った。

こんなに冷たい人だったんだ。

もう好きじゃなくなると、こんな残酷な態度がとれるんだ。

優しくて、思いやりがあって、温厚で・・・。5年間そう思っていたのは、一体なんだったんだろう。

私の家族にも、よくしてくれた。

怒ることも喧嘩することもなく、本当に優しい人だった。

いつも私のことだけを優先してくれていた。

 

今、出て行ったあの人は全く別人になっていた。

ショックが大きくすぎて、涙も出なかった。

使い古しのぼろ雑巾になった気分で、捨てられたような気持ちになっていた。

ひとり残されたカフェで、悶々と考えていると腹が立ってきた。

別れ話をする場で、スマホをいじったり、大声で友達とこれからの約束の電話をしたり。

デリカシーが無さすぎる。

私がこれだけズタズタになっているのに、彼はとても楽しそうで陽気だった。

不公平じゃないか?

自分だけ幸せになろうなんて許せない。

あのデリカシーのない態度は私を完全に小馬鹿にしているじゃないか。

このまま何事もなく終わらせるのはシャクだと思った。

彼を困らせる方法

あの別人のような彼の態度をみて、もう復縁は無理だってことが十分わかった。

私のことなんて無関心なのが手に取るようにわかった。

未練が吹っ切れたけど、憎しみが湧いてきた。

彼との別れが辛くて死にます、と遺書を書いて死んでしまえば彼を困らせることができるんじゃないか?

私は本気でそう思った。

もう、優しかった彼を失い、結婚という未来もなくった。

生きてる意味がない。

毎日毎日、どうやって死のうかと考えた。

 

踏切で電車に飛び込むのは、家族に迷惑がかかる。

首をつると発見されたとき、かなり痛んでいるらしい。

岸壁から身を投げるのは、発見されなかったら意味がない。

手首を切るくらいじゃ死ねない。

車ごと、どこかに衝突しようか。

衝突する先はどこにしよう・・・

民家は迷惑だし、だったら何処がいい?

 

人は苦しくて死にたいと思うとき。

家族が悲しむとか、生きたくても生きられない人がいるなんてこと

全く、響かないものだとしみじみ思った。

自分が経験して初めて分かったことだった。

もう、そんなことはどうでもいいから、この苦しみから解放されたいのだ。

身体の中に手を突っ込んで、苦しんでいる心をえぐりとってほしい。

お金でも解決できない、どうにもならない人の心変わりを受け入れることができない。

そのせいで呼吸をするのも辛い、座ることもできない状態になっている。

なぜ、私だけがこんな苦しい状態になっているのか。

今頃、元彼は友達と温泉にでもいってはしゃいでいるかもしれないのに。

作戦を決行した

突然、LINEでさよならと言われて、1か月が経とうとしていた。

死ぬ場所もみつからなければ、死ぬ方法も決まらない。

そろそろ元彼はアメリカに戻るだろう。

私は1番、信頼できる友達の映美に頼み事をした。

もう、元彼を困らせるにはこれしかないと思った。

バカなことをしているなんて、その時は全く思いもしなかった。

ただただ、元彼だけが幸せになることが憎いと思った。

 

映美は元彼とは何度も会っていて、LINEも電話番号も知っている。

夜中に元彼に電話して、私が自殺未遂をして救急車で運ばれたと言ってほしい。

今は昏睡状態で遺書が書いてあったと。

映美は少し考えて、うなずいた。

私がそれで、元気を取り戻すなら嘘でもなんでもつくよってそう言ってくれた。

 

その日の夜、映美は元彼に電話をかけた。

元彼は私と会ったときの態度について、文句でも言われるのではないかと

そう思っていたようだった。

映美が慌てた様子で息を切らして、私が自殺しようとした事を告げると、は?と大きな声を出したそうだ。

遺書には

彼にフラれて、私の未来は真っ暗になりました。生きる希望がありません。

そう書かれていたと話したそうだ。

今は昏睡状態で入院しているというと、目が覚めたら連絡して欲しいと言ったらしい。

さすがに知らん顔はできないのだろう。

でも、作戦はこれで終わりではない。

私は次の日、目が覚めるのだが死ねなかったことに絶望して病院を抜け出すのだ。

行方不明になるのだ。

 

次の日のお昼、映美が会社の休み時間に元彼に電話してくれた。

私が病院を抜け出して、今、みんなで探していると。

そして、元彼を罵倒してもらった。

「何かあったら、アンタが殺したようなもんだからね、

アンタの責任だからね、全部アンタが悪いんだからね」

そして映美から一方的に電話を切ってもらった。

その時点から、私のスマホには彼からの着信が何度もあった。

もちろん、電話には出ない。

映美には元彼の電話番号を着信拒否にしてもらった。

次の日も私の電話には元彼からの着信があった。

好きだから、声を聞きたいから電話をかけてきているわけではないのに、不思議と承認欲求が満たされた。

私はそのまま携帯会社へ向かい、電話番号を変更した。

LINEも消した。

元彼が私に電話をしても、

「おかけになった電話番号は現在、使われておりません」

というメッセージが流れるだろう。

映美にも連絡はとれない。

元彼にとって、私は最後に自殺未遂をはかり、運ばれた病院を抜け出して行方不明になっている。

能天気に友達と遊ぶ約束をしていた元彼に、少しだけ気がかりな嫌な気持ちをプレゼントした。

だから、もうこれでいい。

これで終わりにしよう、そう思った。


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