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失恋 序章

苦しすぎて死にたい。辛い失恋から立ち直った理由

更新日:

「さようなら」その文字を見ると、苦しくて死にたくなったよ

人生、初の辛い失恋だった

5年という長い月日を一緒に暮らした。

私がいない人生なんて考えられない、彼はそう言って強く抱きしめてくれた。

そんな毎日だったのに、あっけない最後だった。

「さようなら」メールで告げられた。

信じられなかった。

彼が日常に溶け込みすぎていて、別れたことが受け入れられなかった。

彼の「おはよう」に始まり、彼の「おやすみ」で1日が終わる。

それが、その日を最後になくなるなんて。

彼氏からの返事がいつも待ち遠しかった

連絡手段

誰よりも彼のことを知ってるつもりだった。

彼の好きなものは、ひとつ残らず知ってる。

彼の考えてることは、いつだってわかってる。

そう思ってた。

いつもいつも一緒にいたから、いい意味で空気みたいな存在だった。

いなくなったら死ぬんじゃないかって、本気でそう思ってた。

少しでも離れてる時間は、心に穴があいてるようで寂しくて。

LINEで連絡ばかりしてた。

寂しい気持ちを綴ってた。

返事がないと不安でいっぱいになってた。

逢いたくて震えるって西野カナが歌ってる意味が、よくわかった。

小さな身体になれるなら、彼のポケットに入ってどこにでも一緒にいけるのにって。

本気でそんな事を考えてた。

遠距離恋愛を支えていたもの

遠距離恋愛

彼がどうしても、留学したいと言って試験を受けてアメリカに留学することになった。

その時、私はフリーランスだったから一緒にアメリカに渡った。

3か月だけ一緒に暮らして、ひとりで帰国した。

帰国する前の日に、結婚する約束をした。

もう5年ちかく付き合ってるし、そろそろ両親にも紹介してほしいって。

私からそう言った。

彼も約束してくれた。

1年後には帰るから、それまで待ってて、と。

空港で別れがつらくて泣いた。

帰ってくるのを、ちゃんと待ってるからねって大泣きした。

その時の彼は本当に優しかった。

わたしは1年後に彼と結婚するんだと思うと嬉しくてたまらなかった。

そのことだけが、遠距離の辛さを支えていた。

話せない時間が辛くて暗いメールばかり送っていた

ひとりぼっち

彼は1年だけ英語を本気で勉強するためにアメリカの大学に通いだした。

彼が早朝に連絡をしてくれるとき、日本はお昼。

スカイプで顔をみながら話したけど、時間があまり合わない。

アメリカの大学は宿題の量がハンパじゃない。

彼は学校が忙しくて、話ができない日もあった。

彼と話ができない分、自分の気持ちをメールにしたためるようになった。

寂しい気持ちをぶつけるメールは長くて暗い。

学校の勉強が忙しくて、と。彼からの返事はだんだん短くなっていった。

私の気持ちは一方通行になっていった。

彼氏との距離と時差を埋めるもの

疑心暗鬼

LINEに既読がつかない。

勉強が忙しいって言ってたから、仕方がないと我慢した。

友達のところで勉強してたから、読めなかったと言ってた。

 

LINEが既読なのに、返事がない。

どうしたの?何かあったの?大丈夫なの?

アメリカで暮らしているから、何か事件にでも巻き込まれてないかと本気で心配してた。

彼は、返事をしたつもりだった、と言った。

 

地球の裏側にいる彼のことが心配で、なんどもなんどもスマホを見てた。

返事があるまで、他のことが頭に入ってこなくなる。

やっと返事があると、急に嬉しくなる。

私の1日は彼からのLINEで気持ちが浮いたり沈んだり良くなったり悪くなったりしてた。

 

時差と距離を埋めてくれるのは、LINEとスカイプだけだった。

それだけで繋がってた。

LINEのアプリが彼との関係をつくる扉だった。

彼の身体に触れることも、ナマの声を聞くこともできない辛い状況が続いてたけど。

1年後に両親に紹介してくれる、そこから結婚までの道のりを考えて、そのことだけで生きてた。

その事を支えに寂しさをまぎらわした。

よくテレビドラマで、あなたは私の全てというような言葉を耳にする。

彼と出会うまでは、その言葉の意味がわからなかった。

でも、彼の事を好きになって、彼のことをとても大切に思うようになってから、この言葉の意味が理解できた。

まさしく、彼は私の全てだった。

私から別れを切り出した理由

別れの理由

後、半年で彼が帰国する12月の中旬。

街はクリスマス一色で恋人達の特別な日を演出してた。

だんだん寒くなるのと同時に、彼が最近、冷たいと感じるようになっていた。

遠く離れた場所にいる彼のことを想うと、毎日が苦しかった。

逢いにいくにも、勇気とお金がいる。

いますぐ逢いたい、でもどうにもならない。

 

彼のことはなんでも知ってると思っていたのに。

彼の心がどんどん見えなくなっていく。

苦しくて眠れない。

夜中に目がさめて、彼にメールを書いた。

長い長いメールを書いたのだが、結局、消して一行にした。

私のことが、もう嫌いになったのなら、遠慮なく言ってね。

でも、彼からは「そんなことないよ、後少しだから待ってて、両親に紹介するから」

そう返事があると思ってた。

別れを切り出したのではなく、ただ確かめたかった。

それだけだった。

 

このメールに返事はなかった。

学校が忙しくて読む時間がなかったんだろう。私は都合よくそう思った。

身体が切り裂かれるような気持ちになった

別れの日

丸1日、経っても返事がなかった。

胸騒ぎがして、どうしようもなくて、時差を考えずに彼に電話した。

授業中だった彼が教室の外にでて、電話に出てくれた。

「もしもし、どうした~?」

軽い調子で電話にでた彼に

どうして返事をしてくれないのかと涙声で責め立てた。

心配で眠れない、辛い、寂しいと自分の気持ちをぶちまけた。

黙って聞いていた彼が、小さな声で「ごめん」と一言だけ言った。

それからは黙ったままだった。

苦しくて吐き気がした。

辛くて死にたくなった。

彼のいない人生なんて考えたくなかった。

明日からの私の未来が真っ暗で見えなくなっていった。

5年の月日がそんなに簡単に壊れるものだと思いたくなかった。

 

別れたくない、悪いところがあるなら直すから。

私はそう言って泣きづつけた。

彼は黙ったままだった。

それが答えだった。

「ごめん、今、授業中だから」

彼はそう言って電話を切った。

アメリカに一緒に暮らした3か月は新鮮で楽しかった。

青い空も海も輝いていた。

最後の言葉

最後の言葉

しばらくして、彼からLINEがきた。

「さようなら」の5文字だけが並んでいた。

こんな一方的で簡単な別れは、受け入れることができなかった。

 

5年という月日は、一言でいうと長さを感じないけれど、実際にはかなり長くて深い。

私を支えていた太くてしっかりした何かがボキッと折れて、私の身体はぐにゃりと曲がった。

そして、鋭い刃物がななめに振り下ろされ身体がバッサリと真っ二つになった。

身体がずれて、もう元には戻らない。そんな感覚が襲ってきた。

立っていることができなかった。

 

とにかくもう一度、話がしたかった。

一睡もせず、朝になって彼に電話をしたけれど、出てはくれなかった。

それから私はなんどもしつこく電話をかけた。

一方的過ぎるよ。ちゃんと私の話を聞いてよ。

失恋でうつ病になった

うつ病

どうして出会ってしまったんだろうと後悔した。

こんなにツライ想いをするなら、出会った過去を巻き戻してなかったことにしたい。

心からそう思った。

彼と私はクラスメイトだった。

彼が私に好意をもち、声をかけてきた。

ただの友達だと思っていたから、その気持ちに気が付かなかった。

あの日に巻き戻して、友達のままでいようって言えたらどんなに楽だろう。

 

ご飯が食べれなくなった。なにを食べても、味がしなくなってた。

味覚がおかしくなってた。

人の話が耳に入ってこなくなってた。テレビを観ても、頭に入らない。

テレビに出ている人が何をしゃべっているのか理解できなくなってた。

日本語なのに、別の国の言葉に感じる。

何か違うことで頭の中が支配されている感じだった。

簡単な計算もできなくなってた。

全然、頭が回転しない。だから、仕事にいけなくなった。

5年も一緒にいたせいで彼との思い出は、あちらこちらに散らばっていた。

その度に些細なことでも思い出しては涙が止まらなくなっていた。

彼との共通の友人に電話しまくった。

相手の時間も気にせずに自分のツライ話をずっと聞かせてた。

彼の友達というだけで、まだ彼にかかわっている実感が欲しかった。

 

とうとう、寝てばかりになった。

身体が重くて重くて座っていられなかった。

夜も眠れなかった。普段は考えたこともなかった、夜がこんなに長いなんて。

少しだけ、うとうとして時計をみても30分しか経っていなかった。

アメリカのお昼の時間になると、彼の声が聞きたくてたまらなかった。

恋人じゃなくていいから、友達になって。

すがるような気持ちでメールを書いたけど、返事はなかった。

 

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